本年二月初旬、ONElist_Carrara MLに、Win98の安定性を改善する可能性があるアドバイスが、Harvey Mann氏によって投稿されました。その後、さらに具体的な手順が、Brian P. Retford氏により補足されました。ご両名の許可が得られましたので、和訳して掲載したいと思います。訳責はもちろん、このサイトに掲載した責任も私にあります。決して原投稿者に迷惑をかけないでください。でもこの記事も、このサイトのほかの内容と同じく、「あるがままに」提供されるもので、明示的にも暗黙的にも何の保証もありません。使用者の責任のもとに使用してください。

 ここから、Harvey Mann氏の投稿からの抄訳:

 Win98は、7つの重要なファイルを追加することにより、動作をより安定させることができる。それでCarraraが完全になるわけではないとしても、あなたが使ってるOSを安定させることには、少々役にたつだろう。
 では説明しよう。
 Win98の最大のバグの一つは、セットアップ手順の間に、7つの重要なファイルをインストールしはぐることである! そのファイルたち、
 vcomm.vxd, vdmad.vxd, configmg.vxd, vdd.vxd, vmouse.vxd, ntkern.vxd, vflatd.vxd
 Win98がこれらを欠いていることが、多くの問題を発生させる原因になる可能性がある。例えば、説明の無い「ブルースクリーン」クラッシュ、Ctrl-Alt-Deleteに反応しないクラッシュ、カーソルに発生する問題、システムの一般的な動作不安定と、シャットダウン時の種々の問題などである。
 Vxdとは、Windowsがマウスやビデオアダプタなどを操作するために用いる、仮想デバイスドライバである。それらがインストールされていない場合、Windowsは、代りのドライバを使うが、それはそれほど安定したものではない。
 正しいドライバがインストールされているかを調べるには、コントロールパネルの、「システム」で、デバイス(マウスのことだよ)を開く。ドライバのページでvmouse.vxdがカッコに入っていたら、それはそのファイルが見つからず、代りのドライバが使われていることを意味する。
 一つできることは、マイクロソフトがSP1(*1)を発行するのを待つことである。または、足りないファイルをWindows98のCDROMにある元のcabファイルから抽出することもできる。それらは47番と48番のcabファイルに入っているので、c:\windows\systemおよびc:\windows\system\vmm32に抽出していただきたい。そしてシステムを再起動すれば、クラッシュの多くは未然に防がれることになろう、永遠に!
 ここまで。(*1)はたぶんSP2の誤りだと思います。
 さて、この投稿に対し、cabファイルからファイルを抽出するにはどうしたらよいのかという質問があり、それに対して、Brian P. Retford氏(Carraraのエクステンションを販売および無料配布しているLost Horizon Softwareの人です)より、その手順についての投稿がありました。

 ここから、Brian P. Retford氏の投稿からの抄訳:
 cabファイルから圧縮されているファイルを抽出する最良の方法は、Windows98と一緒に提供されている(たぶん95にも)「システムファイルチェッカー」と呼ばれるユーティリティを使うことです。Windowsディレクトリ(おそらくwindows/system)にあるsfc.exeです。またはスタートメニューから「アクセサリ」「システムツール」と進んで「システム情報」をクリックし、「ツール」メニューから「システムファイルチェッカー」を選んでもよいでしょう。ラジオボタンを「インストールディスクからファイルを一つ抽出する」に変えてください。この方法なら、ファイルがどこにあるか(どのcabファイルに入ってるか)を調べる必要はありません。さもなくば、Winzipはcabファイルを読めますよ。
 ここまで。

 私が実際に行ったのは、以下の手順です。

(1) ファイルが正しくインストールされているかどうか確かめるために、コントロールパネルで「システム」を開き、「デバイスマネージャ」のページで「マウス」のツリーを開き、接続されているマウス(私の場合は「WheelMouse1 (PS/2)」でした)のプロパティを見ます。その「ドライバ」のページで「ドライバファイルの詳細」ボタンを押すと、ドライバファイルの一覧の中に、はたして「C:\WINDOWS\SYSTEM\VMM32\vmm32.vxd(vmouse.vxd)」と書かれているではありませんか。
(2) 足りないファイルをインストールするため、Windows98のCDをドライブに入れ、スタートメニューから「アクセサリ」「システムツール」と進んで「システム情報」を起動、さらに「ツール」メニューから「システムファイルチェッカー」を起動し、「インストールディスクからファイルを一つ抽出する」を選んで、vcomm.vxd以下7個のファイルをひとつずつ抽出しました。
(3) 結果を確かめるため(1)の手順を繰り返すと、ドライバファイルの一覧は、「C:\WINDOWS\SYSTEM\VMM32\vmouse.vxd」となっていました。

 以来まだ三日しか経ておりませんので、成果については、まだ確かなことは言えませんが、現在のところ悪い症状は出ていません。

 末筆になりましたが、この記事について、私の不始末が元で重大な誤解を与えてしまったStudio MOMOの読者の皆さんに心よりお詫びし、私の過ちを指摘していただき、正す機会を与えてくださった、げるげ氏に深く感謝を奉げます。もちろんMann氏とRetford氏にもお詫びと感謝を。皆さん、ホントにすいませんでした。そしてありがとうございました。

 以上

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