能舞台って不思議?


能舞台俯瞰図


◆どうして屋根があるの?
初めて能楽堂を訪れて、舞台に屋根が付いているのを不思議に思った方も多いのではないでしょうか。明治以前は、屋外で能が行われていたため、その名残りといわれています。


◆橋掛りは何のためにあるの?
橋掛りは登場人物の通路や舞台の延長として使われる能舞台特有の演技空間。
例えば、ここをゆっくり歩むことで長い旅の行程を表したり、神・霊・鬼神などが異次元からこちら側の世界へ渡る象徴的時空間といった意味もあります。
橋掛りに沿って植えられている松は、一の松・二の松・三の松でその順に小さな松 になっていて、遠近感を出しています。


◆正面の松の絵はどんな意味があるの?
鏡板には舞台背景以上の意味があり、その昔、春日神社の影向の松の前で能が演じられた名残りです。


◆舞台を囲んだ白い砂利はどんな意味があるの?
これは白洲(しらす)といって、桃山時代の能舞台の形式を踏襲したものです。
昔は、白い白洲の空間を隔てて向こう側の書院から舞台を見物していました。


◆舞台の正面にある階段はどんな意味があるの?
これは階(きざはし)といって、能が武家の式楽だった頃、能役者に与える褒美を託された使いがここから舞台に上がったものです。
現在、階が使われることはありません。


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