採卵〜孵化

ここではコオロギたちの卵を回収して、その卵を孵すまでのことを書きます。

はじめに

コオロギたちを飼い始めたとき、いくつかのサイトなどでこの採卵〜孵化の期間の世話についても情報を集め、気分的にいくらか余裕を持って臨んだ自家繁殖でした。 しかしいざ実践してみるとこんなに手間がかかり、大変なモノだとは思いませんでした。

特にこの孵化までの期間、こんなに苦労するとは思わなかったため、いきなり失敗もしてしまいました。 ここではその失敗の記録も公開することにします。

といっても、それほどたいしたモノではないんですが....(^^;

ペアリング

卵を産んでもらうためには当然ながらオスとメスに一緒になってもらわなければなりませんね。
しかしこれは別になにも難しいことではありません。成虫のコオロギをペットショップなどで購入するときに適当にオスとメスを選んでもらえば大丈夫。 ハムスターのように相手との相性を気にする必要もありません。
また、メスに対してオスはそれほどたくさん必要ではありません。特にフタホシコオロギの場合、オスの鳴き声が 半端ではありませんから、数匹程度でいいでしょう。

成虫のオスとメスを一緒にいれておくと2〜3日で産卵を始めます。

採卵

フタホシコオロギの産卵

卵を孵すためにはまずその卵を回収しなければなりません。 飼育環境のところでも少し書きましたが採卵のために水飲み場兼用の産卵床を用意します。

我が家ではこの写真のようなプラスチックのケースにティッシュや脱脂綿を敷き込み、水で湿らせています。
この時の産卵床の厚みは2種類のコオロギで多少変えた方が効率が良いようです。

フタホシコオロギの場合
ある程度の深さが必要。だいたい産卵管の長さが目安。
イエコオロギの場合
あまり深さは必要なさそう。1cmくらいで十分。これは産卵管の差し込む角度にもよるようです。 また産卵管がやわらかいのかティッシュよりも脱脂綿の方が産卵しやすいようです。

次に産卵床の湿り具合ですが、びちょびちょにならない程度に「しめっているな」くらいで良さそうです。

あとは気温。だいたい28度前後が一番良いようですが、そのくらいの温度をキープしていると一晩に数百の卵がこの産卵床に産み付けられます。

フタホシコオロギの卵

大きな産卵床であれば2〜3日おいておいてもいいらしいですが、うちではほぼ毎日取り替えるようにしています。

取り出した産卵床は表面に着いたよごれ(フン)を綺麗に掃除し、湿度の維持ができる容器(タッパー容器など。うちではアイスクリームの空き容器です(^^;)に移し替えます。

右の写真は産み付けられて2〜3日目のフタホシコオロギの卵です。こうやってみると結構綺麗でしょ?

〜孵化までの道のり

イエコオロギの卵

こちらはイエコオロギの卵です。

このように無事卵が回収できたら、あとはこの卵を孵すだけ....なのですが、これが以外とやっかいなのでした。
始めに書いた「失敗」もここで起こりました。

うまくいけばだいたい10日から2週間前後で孵化し始めるのですが、それまでの期間は適度な湿度を維持しなくてはいけません。
このことは参考にした文献その他にも書かれてはいたのですが、同時に濡れすぎて卵がおぼれてはいけないともあったのに気を取られすぎました。
結局はじめに採卵した卵から数日分は乾燥しすぎてほとんど全滅させてしまいました。

フタホシのピンヘッド

失敗に気が付いてからは朝晩に霧吹きをするなどして注意をすることに。
そして半ばあきらめかけたころ、フタホシコオロギの卵が孵りました。
これはそのフタホシコオロギのピンヘッド(一齢幼虫)です。

その後も温度と湿度の調整がうまくいかず、何割かの卵はダメになってしまいましたが、 どうにかこうにか毎日のようにピンヘッドが生まれるような状態にはなりました。

イエコオロギのピンヘッド

フタホシコオロギの孵化後数日して、イエコオロギの方も孵化が始まりました。

フタホシの教訓が生きていたのか、こちらの孵化は比較的順調で、一時的にフタホシよりも多くのピンヘッドがわいてきました。

今も毎日両種のピンヘッドが少しずつ増えており、そろそろ飼育容器と場所をどうしようかとまた新しい問題に頭を抱えています。