お く や み

GS再発見の最大の立役者であられる黒沢進氏が平成19年4月19日に逝去されました。

ここに慎んで哀悼の意を表するため、同日から5日の間更新を停止いたします。

 黒沢進氏は、「日本ロック紀GS編」や「日本フォーク紀」などの著作や「カルトGSコレクション」のライナーなどで知られる音楽評論家です。昭和50〜60年代に当時完全に見捨てられた音楽ジャンルとなっていたGSを草の根から新たにその価値を再発見され、現在の再評価の基礎を作られるのに抜群の活躍をなされました。

 私はついに直接の面識を持つことは出来ませんでしたが、今の私の音楽趣味は「日本ロック紀GS編」に出会わなければここまでGSを愛することもなく、歌謡曲の真髄を考えることもなかったでありましょう。私の枕元には常に「日本ロック紀GS編」がありますが、これは、今は黒ずみ殆どボロボロになっていますが、それでも何遍も何遍もとく読み返している本であり、人生で最も衝撃を受け、そして人生を変えた本であります。更に私が抜けた後とは言え、私が立上者の一人となった「オリオンズ」を私が意図したところを寸分の違いもなく見抜き評価していただいたことは、私の人生で最も嬉しかった出来事であり、ますます心を傾けていたところでありました。

最近まで雑誌などで連載を持っており、またその知人などにも連絡が途絶えることがなかったと聞きましたので、突然の訃報に大変驚愕しております。

 何か気の効いた言葉でも吐ければよいのですが、何事にも換えがたく上手く言葉にもできません。せめてもの私の心を表すため、来訪された方々には大変申し訳ありませんが、上記のような措置を致し、慎むところであります。ご来訪者に置かれましては何卒私の心のさすところをご了解いただけるよう、よろしくお願いいたします。

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