耳をすませばの世界 [TOPに戻る]


映画『耳をすませば』には、モデルになった場所があります。
耳をすませばを観て、「この街は実在するのかな?」と思いませんでしたか?

そうです。あの街は実在するのです。

聖蹟桜ヶ丘全景

京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」周辺が、劇中で図書館や地球屋のある「杉の宮駅」周辺のモデルです。
すべてが実在するというわけではありませんが、劇中で使用されている背景の一部には、聖蹟桜ヶ丘が使用されています。

ここでは、その「聖蹟桜ヶ丘」についての説明。また、耳すまの世界と、現実の聖蹟桜ヶ丘との比較をしてみましょう…。


●聖蹟桜ヶ丘の場所

「聖蹟桜ヶ丘」は、東京都多摩市にあります。
(この下にgoogle地図を表示します)


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その他「聖蹟桜ヶ丘」の位置を示した地図サイトはこちら。
Yahoo!地図情報
Mapion


聖蹟桜ヶ丘には、新宿から八王子まで走る「京王線」で行くことができます。
詳しい行き方、宿泊施設については、耳アクセス
をご参照下さい。


●聖蹟桜ヶ丘ってどんなとこ?


「西東京、多摩の丘、たちならぶ白い家。ふるさとは、コンクリートロード。」

耳をすませば関連のアルバム「地球屋にて」中で、月島雫役の本名陽子がこう朗読しています(詩作成は宮崎駿)。
この詩の通り、『聖蹟桜ヶ丘』は東京の西にあり、多摩の丘に囲まれた街です。

緑が多く静かな所で、とても過ごしやすい街でもあります。
丘から見える風景は、右は東京の副都心ビルが蜃気楼のように見え、左は奥多摩方面の山々がよく見えます。


●聖蹟桜ヶ丘とは?


以前、この駅の名前は「関戸」でした。関戸の名の由来は、駅近くにある旧鎌倉街道に関所があった地名から来ているといわれています。
それを1937年、駅周辺の名所や地名(春、駅前や丘は桜で見事になります)の『桜ヶ丘』と、明治天皇の御狩場があったことからくる『聖蹟』
(「聖蹟記念館」が桜ヶ丘公園の中にあります)の2つを合わせて、『聖蹟桜ヶ丘』となったそうです。

とても歴史が深く、聖蹟桜ヶ丘周辺には古い建物や史跡がいくつか残されています。
また、劇中杉村が告白する「神社(現実では金比羅社)」の近くに、室町時代「関戸城」があったそうで、そこから天守台(劇中では「天守の丘」。
雫が地球屋から図書館に急いで帰る途中に一瞬出てくる)という名もついたそうです。


●なんで聖蹟桜ヶ丘が舞台なの?


この映画の舞台が聖蹟桜ヶ丘周辺であることは、ロマンアルバムやスタジオジブリ作品関連資料編〈5〉にも記載されていますが、
一番詳しく書かれているのは「続・映画を旅する(映画のロケ地を紹介する本)」の中にあります。

映画公開直後、本の著者がスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーにインタビューしており、それによると
「月島雫の町は確かに聖蹟桜ヶ丘がモデルです」「宮崎駿さんが多摩にあった日本アニメーション(聖蹟桜ヶ丘にある、
アニメーションスタジオ)に勤めていた頃から親しく地のりのある町だったからです」と書かれています。

1973年から1979年、宮崎駿監督(当時32歳〜38歳頃)は日本アニメーションに勤めており、また、近藤喜文監督も1978年から
1980年(当時28歳〜30歳頃)の間、日本アニメーションに勤めていました。

ちなみに、劇中ラストの日の出シーンも、宮崎監督が日本アニメーション時代の徹夜明けの朝、多摩丘陵の向こうに登る朝日を
何回もみていた体験がヒントになっているそうです。

聖蹟桜ヶ丘は、宮崎監督、近藤監督にとっても、想い出深い街なのでしょう。


●耳をすませばと聖蹟桜ヶ丘


映画公開時(1995年)、駅前の映画館(今は閉館)でも「耳をすまばせば」は公開しており、ポスターには「聖蹟桜ヶ丘駅周辺
の風景が登場します」と書かれていました。

翌年、劇中にも登場した聖蹟桜ヶ丘の京王デパート(劇中では京玉)が、「耳をすませばの世界展」というイベントを行いました。
フイルム上映や、劇中の背景と実際の聖蹟の街との比較を、写真パネル展形式で行っていました。

しばらく大きな動きはなかったのですが、2005年、一人のファンの企画により「耳をすませば10周年記念イベント」が、
聖蹟桜ヶ丘の街をあげて行われました。モデルになった場所を歩くスタンプラリーや映画上映会が行われ、聖蹟の街がとても賑わいました。
そして年末には、待望の月島雫役の本名陽子さんによるコンサートも聖蹟桜ヶ丘にて行われました。
本名陽子さんを迎えてのコンサートは、ここ近年毎年行われています。

また、駅前には「耳をすませばモデル地案内マップ」なる看板もあります。


●あるもの比較。劇中と現実について(聖蹟桜ヶ丘編)

「劇中」と「実在する場所」との違いをリストにしてみました。

参考までにご覧下さい。

○=実在する △=大体同じ、一部同じ ×=全然違う、そんなもの無い ?=よくわからないが、多分そうだ。
劇中の場所 比較 実在する場所
雫の住む団地
雫の住む団地は、聖蹟桜ヶ丘からバスでも行ける「愛宕団地」周辺がモデルのようです。
団地から見える給水塔などが実在します。駅からは少し離れています。
雫の通学する学校
×
雫の行く学校は「東京都小金井市立小金井第一中学校」がモデルなようですが、詳しくはわかりません。
このHPでは紹介を割愛させて貰います。
通学路の一部はこの聖蹟桜ヶ丘周辺を使用している模様です。
雫の住む駅前
×
雫の住む駅「向河原」は、どうやら現実の隣り駅「百草園」とは異なる模様です。
但し、劇中に登場する駅の看板のいくつかは、聖蹟桜ヶ丘にあります。
また、一部東小金井(スタジオジブリがある駅)の駅周辺の景色も使われている模様です。

映画の冒頭と、夕子と待ち合わせシーンに出てくるファミリーマートについてですが、
聖蹟桜ヶ丘と百草園にあるファミリーマートとは、少し異なる模様です。
雫の乗る電車
東京にある、私鉄「京王線」がモデルです(劇中では京玉線)。
ただし劇中の車両(5000系)は、もう走っていません。
ムーンのおりた駅(杉の宮)
ホーム、駅構内、改札口、ほぼそのままであります。
京王線、聖蹟桜ヶ丘駅がモデルです。
駅前商店街
駅ビル(劇中では京玉デパート)や坂までの道が実在します。
図書館への登る坂
駅から、丘の上まで続く「いろは坂通り」がモデルです。
ただし歩道の位置とか微妙に違います。
図書館
×
残念ながら、ありません。
そこには「いろは坂桜公園」があります。
ムーンを追いかける丘の上の住宅街
桜ヶ丘周辺のあちこちをつなぎ合わせて劇中で使用しています。
地球屋
×
ありません。但し、地球屋前のロータリーは実在します。
そこには小さな店が幾つか有り「丘の上に、こんなとこ会ったんだ」と思わせる場所。
学校から杉の宮に行く道
それらしき道はあります。
劇中と同じく見晴らしはとても良いです。
杉村が告白した神社
いろは坂を登りきった場所に、「金比羅宮」というのがあります。
そのまんまです。
らぴす・らずりの鉱脈
×
ありません!ただし雫の空想〜現実に戻ると言う場面の、雫が駆け下りる階段は、いろは坂にあります。
秘密の場所
ラストの「秘密の場所」は、撮影された場所は「読売ランド鉄塔」ですが、実際の場所については不明です。
一時期、聖蹟桜ヶ丘いろは坂にある丘ともされていましたが、現在そこは立ち入り禁止となっているので紹介は行いません。





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