1.品川駅界隈


 東海道新幹線が停車するようになってから、品川駅周辺は一段とぎやかになりました。東海道新幹線に乗るのに東京駅へ行かずとも品川駅からも乗り降りできるというのは大変便利です。京浜急行が羽田空港へ直結してしていることから、空港への一大ターミナル駅となりました。

 また以前はとても寂しかった港南口(東口)も、今では高層ビルの林立するオフィス街にすっかり変貌を遂げ、多くの企業とそこに働く人々が集まるようになりました。地元に長年住んでいてもこの街の変わり様には目を見張りばかりです。いずれにせよこの流れが地元にも良い影響を与えてくれることを切に願っています。

 

(1)品川駅

(1-1)品川駅全景
 品川駅の手前が「高輪口」、向こう側が「東口」です。その東口に業務棟5棟の高層ビル群「グランドコモンズ」が一昨年4月にオープンし、三菱グループ各社がここに集結しました。「B-1」地区と呼ばれたこの場所は昔新幹線の基地があったところです。「京浜百貨店」も新幹線新駅開業にあわせ、一昨年9月にとても洒落た「ウイング高輪イースト」に衣替えしました。(平成15年2月撮影)

 

(2)品川駅構内 

(1-2)今のJR品川駅構内
 平成10年11月に駅が橋上化されたと同時に、地元の長年の念願であった東西自由通路(レインボーロード)が開通し、東口へ出るにとても便利になりました。この通路の奥が新幹線の新駅です。在来線の改札口を入ると、レストラン等の飲食店だけでなく書店やレコード店もあり、ちょっとしたショッピングセンターです。

(1-3)国鉄時代の品川駅地下通路
 最近まで高輪口から港南口(東口)へ抜けるには、一旦改札に入って、このような長い地下道を通らなければなりませんでした。狭い通路のため、通勤時間帯は大変な混雑でした。大雨で水がたまってしまったこともしばしばありました。(昭和52年10月撮影)

(1-4)新幹線品川新駅(1)
 平成15年10月1日水曜日、東海道新幹線の品川駅が開業しました。中央コンコースには、ガラス張りの高さ30メートルの吹き抜けを設けて自然光を取り入れた明るい駅になっています。設備もバリアフリーを取り入れ、案内表示の文字も大変大きく見やすくなっています。

(1-5)新幹線品川新駅(2)
 全体の7割程度の新幹線が停車するようになりました。品川駅経由ですと、新宿、渋谷に出るのも大変便利になりました。

 

(3)品川駅前(高輪口)

(1-6)ウイング高輪(品川駅高輪口前)
 品川高輪口(西口)正面には「ウイング高輪」があります。オープンして十数年になりますが、それ以降品川駅にも若い人がずいぶん増えました。右にパシフィックホテルが見えます。左側にはプリンスホテルがあり、映画館や娯楽施設を擁した新館(エグゼクティブタワー)もできて、一段と賑やかになりました。
 品川駅周辺は日本最大のホテル集積地で競争も激しいのですが、新幹線の品川駅開業の相乗効果でホテル群が潤っているようです。

(1-7)旧京浜急行本社
 品川高輪口(西口)正面には、かつて京浜急行の本社がありました。昭和40年頃まで都電(路面電車)やトロリーバスも走っていました。(昭和53年12月撮影)

 

(4)品川インターシティ

(1-8)品川インターシティ全景
 平成10年11月に品川駅が橋上化されたのとほぼ同時に「インターシティ」のビル3棟が東口に完成し、品川駅周辺開発の走りとなりました。これらはもともと昭和59年に旧国鉄清算事業団から落札した土地に建設したビルです。(平成11年8月撮影)

(1-9)貨物駅だったインターシティ
 昭和50年代終までインターシティの敷地は昔新幹線基地に隣接する旧国鉄の貨物駅があったところです。私も何回かここの日通さんまで荷物を取りに行った覚えがあります。59年に落札されてから暫くテニスコートとして地元に開放されていました。今のインターシティからは想像できませんね。(昭和44年4月撮影)

 

(5)八ツ山橋

(1-10)八ツ山橋
 現在「八ツ山アンダーパス」の工事が進んでします(ただし埋設物が発見され、工事は遅れているようですが)。完成すると東八ツ山公園通りが、踏切の下を潜って第一京浜国道へ直接繋がるようになります。この京急の踏切はラッシュ時に開かずの踏切となるため、朝の時間帯では路線バスも迂回しています。アンダーパス完成で踏切を渡る交通量の減少が期待されますが、この踏切自体は当分なくなりそうもありません。最近この手前に京王ビルが完成しました。

(1-11)八ツ山橋(アーチ型)
 現在の八ツ山橋は四代目で昭和60年に架け替えられましたが、それ以前の橋は大正3年と昭和5年にかけて造られたアーチ型の鉄橋でした。昭和43年当時の写真を見ると、橋の向こうにまだ森村学園があります。今はマンションに替わっていますが、山口百恵・三浦友和夫妻が結婚直後ここに一時新居を構えたことで話題にななったことがあります。

 

(6)B-1地区

(1-12)B-1地区
 
JR品川駅とインターシティとの間の住宅棟を、南側の都営アパートから広角レンズで見たところです。画面中央に見えるのが住宅棟43階建ての高層マンション「V-TOWER」で、2年前に完成しました。都内でしかも新幹線のホームから雨に濡れずに入れるマンションです。数億円する部屋も大変な人気だったようです。有名人もこのマンションを買ったとのこと。上の階からは見晴らしが良いと思います。(平成14年8月撮影)

(1-13)旧東京運転所
 今では想像できませんが、間違いなく上の写真(1-12)と同じ位置から35年前に撮った写真です。ここにはかつては新幹線基地がありました。写真を見ると遙かに東京タワーがぽつんと建っているのが見えます。当時は36階建ての霞ヶ関ビルや40階建ての浜松町貿易センタービル以外、高いビルがほとんどありませんでした。(昭和44年4月撮影)

 

(7)品川駅東口(港南口)

(1-14)品川駅東口(港南口)
 平成13年4月に品川駅東口に駅前広場が完成しました。左側の地下3階地上20階建ての駅ビル「JR品川イーストビル」が昨年3月完成しました。2-4階はクイーンズ伊勢丹などがテナントとして入り、大変に賑やかで洒落たショッピングセンターとなりました。数年前までの港南口からは想像できませんね。

(1-15)昔の品川駅東口(港南口)
 東口はつい最近までこんなのんびりした田舎のような駅でした。当時周りは工場や倉庫などが中心で人通りも今ほど多くありませんでしたが、ここ数年であっという間に様子が一変してしまいまい、なんだか昔のさびれた港南口が懐かしいような気もします。(昭和51年9月撮影)

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