合法のアダルトビデオと異なり、一般的なレンタルビデオ店には置かれず、下記に示す流通法で販売されている。初期の作品が家庭用ビデオカメラを用いて撮影、編集されているものも多いうえに、ダビングを繰り返されているのも多いため、一般的に映像の品質は高くない。しかし近年ではファイル交換ソフトの普及で(非合法ではあるが)だれでも無料で裏ビデオの入手が可能になった為に、原版と同一で画質の良好なものが多数存在している。DVDプレーヤーの普及に伴い、メディアはDVD-Rへ移行しつつある。
わいせつ物は陳列、販売、頒布することは違法になるが、単に所持しているだけでは違法とされていない(ただし、販売する目的での所持を除く)。そのため、裏ビデオを買った場合に取締りの対象になるのは店側のみである。ただし、証拠品として警察にビデオ提出を要求されたり、事情聴取として連行されたりすることがある。
ネット上に販売サイトを開設し、米国のハワイ州やカリフォルニア州などから発送を行う業者がある。国際発送を行うのは、業者が販売の罪に問われるリスクを低減するためである。しかし、裏ビデオは輸入禁制品であるため、税関で没収されたり、荷物の開封の要請がくる場合もある。現地にて直接購入する場合も同様である。
なお、米国で成人限定で合法の無修正アダルトビデオを米国発信、日本でweb閲覧することは、日本のわいせつ物頒布罪に触れない。しかしアメリカでは、2257法案などにより、アメリカ国内で未成年へのアダルトビデオ販売に関する規制が厳しくなっており、年齢確認証明などの成人限定という写真付き本人証明の提出登録などの手続きが必須となっており、違反した場合は米国連邦捜査局(FBI)の調査が入り、摘発された場合は20年の禁固刑が科せられる。
販売経路
主な経路を示す。
繁華街のアダルトショップ(合法アダルトビデオと共に売られている店と、裏ビデオ専門店とある。通販対応しているところも少なくない)。暴力団の資金源とも言われる。
アダルトショップ店内での呼び込み(レンタル会議室などに客を集めて、リストを見せて選ばせる)
独身男性(女性)の家(アパート)にビラを投函し、宅配便や販売者が届ける。
インターネット合法サイト(ハワイ州やカリフォルニア州など)を用いての販売(州内では合法)
一般的にこの種のビデオの価格は1本あたり約1,000円から1万円を超える高価な物まで様々である。ただし、データ配信のみ、まとめ買い、コピー商品(著作権等でも違法)などでは1本300円以下になることもあり、低価格化が進んでいる。現状では、海外で直接購入したりファイル共有ソフトで入手した裏DVDをコピーして販売する業者が価格破壊に乗り出しており、1本800円から1000円程度で入手できる。かつてのビデオテープ等のダビングと違いデジタルデータは無劣化で複製できるため、コピーとはいえ高品質な裏ビデオを入手できるとされる。
インターネットでの動画配信サイトでは、メディアという直接媒体を不要とするため流通リスクを犯さずに日本撮影関係者が無修正流通ルートを確保する手段でもあり、顧客もブロードバンド普及とともにweb配信へ移行している。犯罪性のないネット送信の無修正アダルトビデオは、今後も市場で値崩れが起きると予想される。しかし、裏ビデオを大量購入しやすくなったことと商品在庫という概念が無くなったので市場規模は拡大している。
近年の流通経路
近年はインターネットによるストリーミング再生を用いて裏ビデオが流通することが多く、直接商品販売経路とは別のデータのみの販売という第二の流通経路として存在している。理由として日本では裏ビデオ配信は違法で犯罪であっても、海外で成人限定の裏ビデオは「合法」とされている国家から裏ビデオが送信されている。他国の領域内ですべて完結した営利目的の裏ビデオ動画配信サイトのデータ更新等の行為は、その他国の法律が適用されて日本のわいせつ物頒布罪が適用されないので主流になってきている。
具体的には、海外においてあるサーバよりWMV・DivXなどの圧縮した映像をDRM化でコピーコントロールした、ストリーム再生技術を使用したweb配信の利用である。動画の決済には配信先の国家の通貨建てのクレジットカード支払である。 違法性の高いロリータ物から海外のweb配信ものまで幅広く流通している。基本的に全ジャンル流通していると言ってよいだろう。
ファイル共有ソフトを用いる裏ビデオの流通も、雑誌でだれでも簡単に収集可能と紹介された為、(非合法ではあるが)高画質な裏ビデオを無料で入手することができる。これらはファイル共有ソフトウェアで蔓延しているコンピュータウィルスに感染するリスクを伴い、裏ビデオの収集が原因となっている可能性が高い(これはウィルスによって情報と共に添付される検索ワードファイルから確認可能)。情報流出事件も多発しているため、違法であると共に情報流出という点からも安易な利用は避けるべきである(情報流出では実際に収集していたものに関して報道される場合が殆ど無いが、これらの流通経路を秘匿する為とも、わいせつ物頒布罪の法解釈の盲点や矛盾点が表面化されない為とも言われる)。
これらは、裏ビデオという非合法性をはらみつつ、さらに著作権法にも違反している。
ファイル共有ソフトの台頭によって裏ビデオを無料で入手可能な状況となり、既存の裏ビデオ業者は存続の危機に立たされている。
裏ビデオ